瀧上工業では、さまざまな開発・研究を行っています。
コンクリート製品の開発、仮橋、特殊塗料の新開発などです。加えて、橋梁の保全事業に対応すべく、診断技術としての振動計測の開発、橋梁点検業務を行っております。このコンテンツでその一部を紹介します。
PCF壁高欄工法は、あらかじめ工場にて製作したPCF版(Precast Concrete Form)を埋設型枠として壁高欄の外側に設置し、場所打ちコンクリートを打設して壁高欄を形成する壁高欄工法です。
仮橋は災害復旧時の応急橋や工事用道路など、インフラ整備事業にとって必要不可欠な重仮設材です。TMブリッジは、小主桁化により、施工性・経済性に優れた仮橋です。
-材型ポリマーセメント系着材による鋼材とコンクリートの密着防錆工法- コンクリートと鋼材の界面を密着させて防食することで、耐久性を向上させる工法です。
セメント系塗料(RTコート・機系のセメント系塗料です。伸びて曲がる塗料でありコンクリートや鋼材に強く付着して雨水の侵入を防ぎます。
労働災害で高い比率を占めるのが、玉掛作業、クレーン、高所作業などによる、はさまれ・まき込まれ、墜落・転落、転倒などです。本システムは、VR空間に橋梁工事の状況を再現して、より高い臨場感と没入感のなかで、プレイヤーが実際に事故を体験することで、実現場での危険予知レベルの向上、安全意識の向上に役立てるものです。
近年、鋼橋の疲労損傷の研究において、X 線残留応力測定装置が注目されています。X 線残留応力測定装置は、cosα法というX 線回折法の理論を応用して鋼材表面の残留応力を測定する装置です。この技術を利用して、疲労き裂やボルト軸力抜けが生じた際の残留応力の変化を基に損傷の有無を検出する診断技術の開発を行っています。
岐阜大学では、「使いたくなるSIP維持管理技術のMEネットワークによる実装」の一環として「構造物モデルを用いたSIP維持管理技術の検証と維持管理技術者の育成」の活動が進められています。そのうち、当社は「鋼橋端部モデル」の設計及び製作を担当し、鋼橋の建設過程の学習や維持管理技術の教育に活用されています。
橋梁が「より永く」「より安全に」供用されていくために、「橋を守る」をサポートし、社会に貢献するために日々努力しております。点検や診断の技術に加え、永く橋梁の建設に携わってきた経験とノウハウを駆使し、補強や補修の提案と設計、及びその施工に一貫した対応を致します。また、災害や事故による損傷の緊急点検と応急処置に、速やかに対応します。
近年では橋梁構造物の老朽化が問題となっている社会的背景があり、供用中の構造物の振動データを利用して 劣化診断に役立てようとする試みがなされております。そこで、現地にて短時間かつ低コストで橋梁の振動を計測でき、ある程度の健全度判定ができる振動計測システムを構築することを目的としています。